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おかえり!2020年12月5~6日 小惑星探査機「はやぶさ2」が帰還!

日本の小惑星探査機「はやぶさ2」が、12月5~6日に6年ぶりに地球に帰還します。世界初のミッションを成功させた「はやぶさ2」について紹介します。

「はやぶさ2」ってどんな探査機?

日本の小惑星探査機「はやぶさ2」は、小惑星探査機「はやぶさ(初代はやぶさ)」の後継機です。探査機は両側に太陽光パネルを備え、大きさは自動車より一回り大きいくらいです。主な目的は、地球や私たち生命がどこからやってきたのかを探るため、今から46億年前の太陽系誕生の時のままの物質が残っていると考えられる小惑星「リュウグウ」の表面や地下の物質を地球に持ち帰ることです。小惑星の地下の物質を持ち帰ることができれば、世界初の快挙となります。小惑星「リュウグウ」は地球と火星の間にあります。地球から往復52億km、6年間に及ぶ宇宙でのミッションを終え、間もなく地球に帰還します。

小惑星探査機はやぶさ2 ©JAXA

「はやぶさ2」のミッションとは?

「はやぶさ2」は、2014年12月に種子島宇宙センターから打ち上げられ、2018年6月27日に小惑星「リュウグウ」へ到着しました。上空からのレーダー観測や搭載した着陸機による観測に加え、「リュウグウ」へタッチダウンし、より内部の物質を取るなど、世界初のミッションを成功させました。「初代はやぶさ」は途中様々なトラブルに見舞われましたが、「はやぶさ2」はほぼトラブルもなく、予定されていたほとんどのミッションを成功させています。

「はやぶさ2」が調査した小惑星リュウグウの姿

はやぶさ2が調査したリュウグウは、直径870mで、そろばんの玉の様な形をしており、表面に平らなところがほとんどありませんでした。近づく前までは丸い形をしていて、表面のどこかに平らなところがあると考えられていたので予想とはだいぶ違うことが分かりました。

はやぶさ2の帰還スケジュール

「はやぶさ2」は日本時間の12月5日(土)14:00~15:00に地球上空から「リュウグウ」の物質が入ったカプセルを切り離します。分離後、「はやぶさ2」本体は大気圏に突入せず、次の小惑星「1998KY26」に向かうため、軌道変更を行います。カプセルは翌6日(日)2:00~3:00にオーストラリアのウーメラ砂漠に着地します。JAXAではYouTube「JAXAチャンネル」にて5日(土)13:30~、6日(日)1:30~、「はやぶさ2」帰還ライブ配信を行う予定です。6日の配信は深夜ですが、カプセル着地点付近からの衛星中継が行われ、大気圏に突入し明るく輝くカプセルの映像が見られるかもしれません。

★「はやぶさ2」帰還スケジュール(日本時間)★
①12月5日(土)14:00~15:00 ▶▶「リュウグウ」の物質が入ったカプセルを分離。
②12月6日(日)15:00~17:00 ▶▶「はやぶさ2」本体の軌道変更。(次の小惑星へ向け出発。)
③12月6日(日) 2:00~  3:00 ▶▶カプセルが地上(オーストラリア)に着地。
※①と③はYouTube「JAXAチャンネル」などでライブ配信予定。

地球に向けカプセルを切り離すはやぶさ2 ©JAXA

ディスカバリーパーク焼津天文科学館では12月12日(土)より生解説プラネタリウム「はやぶさ2~小惑星リュウグウからの帰還」を投影します。「はやぶさ2」の活躍を迫力の映像と最新情報を交え、詳しく紹介をしますのでぜひご観覧ください。

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