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【天文情報】 年末年始(2022年~2023年)におススメの天文情報! 「夕方の月と惑星の整列や接近」「しぶんぎ座流星群」「初日の出」などをチェック!

年末年始(2022年~2023年)におススメ!の天文情報

①初日の出

2023年1月1日の初日の出ですが、焼津・静岡市付近では午前6時54分ごろになります。
写真は、2022年1月1日焼津市の浜当目海岸から撮影した初日の出です。
一年の始まりを美しい日の出とともに迎えるのも素敵ですね。

日の出の時刻は地域によって異なります。下記の国立天文台「2023年初日の出」では、日本全国の主要都市の初日の出の時刻が掲載されています。遠いところにいる大切な人と時間差で初日の出を体験し、写真などを送りあってみるのもいいですね。

なお、年末年始に寒波が訪れるという予報が出ています。くれぐれも防寒対策は万全に。

参考ホームページ

国立天文台ホームページ「2023年初日の出」(外部サイト)

 

②12月29日~1月3日 夕方「月と惑星の整列や接近」

12月末ごろ、夕方、午後5時30分くらいに月と7惑星が南西から東の空にかけて広く整列しました(惑星パレードとも呼ばれています)。
Twitterでも連日お伝えさせていただきましたが、ご覧になられたでしょうか?
年末年始にかけても、惑星が整列していますが、惑星によって見え方の違いなどありますので、ご案内いたします。
まず、水星と金星は、太陽に近いところにあるため、日の入り後まもなく沈んでしまいます。南西の空が低いところまで開けている場所で観察してみてください。特に水星は、日々高度を下げていますので、年末年始の中では一番高度がある29日でも観察は困難になります。金星と比べて明るさが弱いこともありますので、見つけるのが難しい場合は双眼鏡を使ってみましょう。
続いて土星は、金星や木星ほど明るくは無いため、これらの惑星を目印にしてその中間くらいを探してみてください。
天王星と海王星は、それぞれ6~8等級の明るさのため、肉眼ではほぼ見えません。観察する場合は、日の入り2時間後くらいに、双眼鏡や望遠鏡をお使いください。
月は、整列した惑星の間を東へと動いていくため、毎日位置関係が変わっていきます。12/29には木星の近くに見え、1/1はちょうど木星と火星の間に整列し、1/3は火星の近くに見えます。

月の動きを観察するもよし、曜日の星を制覇するもよし、7惑星コンプリートを目指すもよし。年末から年始にかけての豪華な月と惑星の競演をお楽しみください!

2022年12月25日夕方撮影 月と水星、金星

2022年12月25日夕方撮影 月と水星、金星、土星、木星、火星

 

③1月4日明け方「しぶんぎ座流星群」


2023年1月4日の明け方、三大流星群の一つである「しぶんぎ座流星群」が極大を迎えます。聞きなれない「しぶんぎ座」という星座は、今では使われていない「壁面四分儀(へきめんしぶんぎ)座」に由来しています。現在のりゅう座のあたりです。

この流星群の特徴は極大の前後数時間だけ活発な活動が起こることです。2023年のしぶんぎ座流星群の極大は、1月4日正午頃と予想されています。日本では昼間の時間にあたるため、4日の未明が見頃となりそうです。ただ、3日の夜から4日の午前4時頃までは、明るい月が空を照らしてしまうため、流れ星の見える数はそれほど多くありません。月が沈む午前5時頃から観察してみると良いでしょう。街明かりの無い理想的な空の下で、1時間あたり25個程度見られると予想されています。

交通安全や防寒対策に気を付けつつ、流れ星に新年のお願い事をかけてみてはいかがでしょうか。

参考ホームページ

国立天文台ホームページ「しぶんぎ座流星群が極大(2023年1月)」(外部サイト)

 

④冬の星座

1年で最も美しいと言われる冬の星空。その理由は明るい星が多いからです。
下記の星図の星空が見えるのは年末年始の時期では午後11時頃になります。午後8時頃に見えるのは2月に入ってからです。
これは星空が一年を通して移り変わっているためです。

年末年始の午後8時頃は、東の空にウィンターダイヤモンドを構成する「冬の星座」が並びますので、東の空が開けていて、東側に街灯などがない場所で観察するのがおススメです。
ウインターダイヤモンドのそばで輝く火星や、夕方から見え残る明るい惑星たちは今年ならではの冬の星空を彩っています。星座を形づくる星と合わせてぜひお楽しみ下さい。

冬の星空の見どころは 2022年・冬の星空ガイド をご覧ください。

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