今年のふたご座流星群は日本にとって高条件!
月が昇る前後となる午後9時から数時間が観察のチャンス!
12月14日の夜、3大流星群の一つであるふたご座流星群が見ごろを迎えます。
ふたご座流星群は、毎年12月13日から14日頃に見ごろを迎える流星群で、前後数日間は流星が見やすくなります。国立天文台によると、今年のふたご座流星群が最も活発になる時(ピーク)は、12月14日午後10時ごろと予想されています。しかし、月齢21の月(半月よりやや膨らんでいる形)が午後10時ころに東の空から昇ってきます。この月が暗い流れ星をかき消してしまうため、なるべく月が昇る前か昇って間もない時間に観察すると良いでしょう。具体的には、ふたご座が昇っている午後9時から数時間のうちがチャンスです。この時、空の暗い所では、1時間あたり空全体で40~45個くらいの流星が流れると予想されています。
月が空高く昇ってきても、数は減りますが全く流れないわけではありません。月明かりや街明かりのある場合は、建物の影に入ったり、月や街灯が視界に入らないようにすると流れ星が見やすくなるでしょう。
また、ふたご座流星群は、ふたご座の方向(図の「放射点」のあたり)から空全体の四方八方に流れます。できるだけ広く空を見わたすと、見られる確率が上がります。
観察の際は、安全と防寒対策をおこなった上で、美しい冬の星空とともに天体ショーをお楽しみください。