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2024年・冬の星空ガイド

この冬は、毎年見られる冬の明るい星々だけでなく、明るい惑星が冬の空に並びとても華やかです。温かい服を着て、冬のきらめく星々を眺めてみてはいかがでしょう。

★「木星」が明るい!
明るい冬の星の環の中にひときわ明るい星が輝いています。これが太陽系最大の惑星・木星です。明るさは-2.7等くらい。非常に明るいのですぐに見つけられるでしょう。今年はおうし座に位置し、牛の右目で光る赤色の一等星アルデバランと共にもう一つの目のように輝いています。

★「火星」もいるぞ!
この冬は、さらにあともう一つ惑星が輝いています。赤色に光る火星です。1月12日に地球と最接近します。明るさは-1.4等。最も明るい恒星おおいぬ座のシリウスと同じ明るさです。

★オリオン座から始めよう!
オリオン座の中央にある「三ツ星」を結び、右上にたどると赤く輝く一等星アルデバランがあります。これが牛の目の星にあたります。今年は、アルデバランより明るい木星がすぐそばで光っています。
三ツ星から延ばした線をさらに伸ばすと星がごちゃごちゃと固まっているところがあります。これが、日本では「すばる」という名で親しまれたM45プレアデス星団です。
次に三ツ星を左下に伸ばすと全天で最も明るい恒星おおいぬ座のシリウスがあります。さらにその左上にある明るい星がこいぬ座のプロキオンです。
オリオン座の二つの一等星リゲルとベテルギウスを結ぶとふたご座があります。さらにその隣には一等星かカペラが輝くぎょしゃ座があります。
ここで登場した明るい星を結ぶと大きな六角形「ウィンターダイヤモンド」ができあがります。

★長寿の星「南極老人星」カノープス
上記の星図が見える頃、空に低いところに明るい星が見えることがあります。全天で2番目に明るい星カノープスです。この恒星は、日本のような中緯度の地域では非常に低いところに見えるため、中国ではこの星を見たら長生きができると言われる縁起が良い星と考えられています。星図の右上にかかれた日にちと時刻を目安にぜひ、探してみましょう!

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