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3月19日の明け方に、月と火星・木星・土星が並びます。

明け方の空を彩る月と、20年ぶりに並ぶ火星・木星・土星。
早起きして一度に観察してみよう!

惑星は漢字で「惑う星」と書くように、星座を形作る星の間を動いていきます。惑星ごとに動くスピードが異なるため、ちょうど良いタイミングで空を見上げると、惑星同士が並んで見えることがあります。

最近、明け方南東の低い空に「火星」「木星」「土星」3つの惑星が揃って見えています。実は火星・木星・土星が並ぶのは20年ぶりのことです。次回は2040年8月~9月ころで、約20年後になりますが、今回より高さが低く、条件は厳しくなります。
3つの惑星は、それぞれ1等星クラスの明るさがあり、中でも木星は-2.1等級と、現在の明け方の空では恒星と惑星を含めて最も明るく輝いています。木星を手掛かりにして探してみましょう。

珍しい3つの惑星のランデブーは、4月はじめにかけて見ることができます。中でも今月のおすすめの日は19日です。木星と土星の間に欠けた月が並びます。
太陽系の4つの天体を一度に見るチャンスです!なお、前日でも月は惑星に近いところで輝いています。

今回の惑星の並びは、3月中旬ころまでは「土星」「木星」「火星」の順で並んでいますが、火星の動きが早いため、21日には木星、4月1日には土星に最も近づき、それ以降は「火星」「木星」「土星」の順で並ぶようになります。(星図はすべてステラナビゲータで作成)

夜明け前の澄んだ空に月や惑星のランデブーを見ることができたら、きっと清々しい気分になれるのではないでしょうか。
南東が広く開けているところで、ぜひ明け方の星空観測にチャレンジしてみてください。

 

参考ホームページ

国立天文台ホームページ「月が火星と木星、土星に接近(2020年3月)(外部サイト)

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