夜空を見上げると星たちが輝いています。夜の訪れが早いこの時期は、星に出会える時刻も早くなります。そんな時、星座の探し方や星の名前を知っていると、夜空を見る楽しみがさらに広がります。プラネタリウムや星座早見で探した星を、ぜひ本当の空でも見つけてみてください。
8つの一等星が輝く冬の星空は、1年の中で最も華やかです。
オリオン座の中心に並ぶ“三ツ星”を結び、右上に伸ばすとおうし座のアルデバラン、左下へ伸ばすと全天でもっとも明るい恒星シリウスが輝きます。シリウスとオリオン座のベテルギウス、こいぬ座のプロキオンを結んだのが「冬の大三角」です。頭上付近にはぎょしゃ座のカペラ、ふたご座のポルックスがあります。
さらにオリオン座の1等星リゲル、アルデバラン、カペラ、ポルックス、プロキオン、シリウスと結ぶと、空の宝石「ウインターダイヤモンド」を描くことができます。
冬の星座であと一つの一等星は、りゅうこつ座のカノープスです。「冬の大三角」の南にあり、南の方角が開けていないと見ることができません。南側に海が広がるディスカバリーパーク焼津は、観察に絶好の場所です。2月中旬20時ごろがチャンスです。