11月14日の月は今年最も大きな満月です。
下の画像のように、今年最も小さな満月と比べてみると、その見かけの大きさの違いがわかります。
なぜそのような違いが起こるのでしょうか。月は地球の周りを回っています。その通り道(軌道)は図2のように楕円形で、月と地球の距離は少しずつ変わります。そのため、月の見かけの大きさは、地球との距離が近いときには大きく、遠いときには小さく、変化するのです。
また、月の軌道は太陽や地球などの重力を受けてわずかに変わるため、月が地球に最も近づく位置(近地点)や最も遠ざかる位置(遠地点)での距離は、毎回異なります。
11月14日は、月と地球との距離が約35万7千キロメートルとなり、今年最も大きく見える満月です。このときは、特に月と地球との距離が近く、68年ぶりの大きな満月となります。